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13 千葉県上下流交流事業
 
千葉県上下流交流事業「水の大使2016」 
 -水の貴重さ・大切さの発見-

 印旛郡市の8市町1企業団の水道水は、川と地下の水からつくっていますが、今後、必要とされる水量を確保するためには、八ッ場(やんば)ダムが必要です。
 八ッ場ダムの予定地は、利根川の上流にあたる群馬県吾妻郡長野原町に位置していますが、ダムが完成することによって、多くの家屋や農地などの生活の場所が水没することから、そこに住む人々の理解と協力が欠かせません。

 そこで、千葉県では、当組合を含む県内の関係利水団体とともに千葉県上下流交流事業実行委員会を組織し、平成4年から「上下流交流事業」を行っています。
 この事業の一つである『水の大使』。八ッ場ダム予定地である群馬県長野原町を訪ね、地元の小学生や関係者とイベントを通じ交流を深めるため、8月3日から3日間、「水の大使2016」として選ばれた児童と保護者の10組20名が参加しました。

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 千葉から首都高、関越道経由で群馬県へ。途中休憩をしつつ、予定どおり昼食会場へ到着しました。昼食後に公民館の裏を流れる吾妻川で遊びました。その後の結団式では、児童に水の大使の任命書が渡され、みんな緊張した面持ちでした。
 次に実際のダムを見学に、四万川(しまがわ)ダムへ。群馬県の職員の方から説明を受けながらダムの下から内部を通り、ダムの上へ移動しました。実際のダムの大きさやダムの内部が外よりも10度以上低いことに驚いていました
 つづいて、目的地の長野原町へ。工事をしている国土交通省八ッ場ダム工事事務所の方と一緒にダム右岸展望台、ダム仮締切から現場を見学しました。現在どのような工事をしているのか、いつ完成するのかなどを丁寧に説明していただき、皆さん真剣に聞いていました。
 初日の行程が終わり、旅館での夕食や花火をともにし、子どもたちはすっかり打ち解けた様子でした。


結団式

現場見学
8月4日(木)
 2日目は、宿から歩いて、なるほど八ッ場資料館へ行きました。
 そこで、国土交通省の職員の方から八ッ場ダムの事業説明を受けた後、みんなでメモリーストーン(骨材)にメッセージを書きました。メモリーストーンはコンクリートに混ぜられ、ダムの一部になります。
 八ッ場ダムの事業説明の後、長野原町立第一小学校に移動し、長野原町役場の職員の方から八ッ場ダムのこれまでの歩みについての講話がありました。ダム建設が決まってから現在までの出来事や関係者との取り組みなど、貴重な話を聞くことができました

 その後、第一小学校の先生方、長野原町長をはじめ多くの方が見守るなか、長野原町の児童との交流会が始まりました。開会式では、児童代表からメッセージの発表や、両県から記念品の交換が行われ、立派に水の大使としての役目を果たしていました。つづいて、両県の児童で自己紹介やゲームを行いました。最初は緊張気味の面持ちでしたが、ゲームを通じて段々と打ち解け合い、その後の昼食会ではみんなで仲良くカレーを食べました。
 昼食後の学習会では、チームごとに分かれてクイズを行いました。クイズではダムや水質、群馬県・千葉県、川・湖に関する問題が出され、各チームみんなで協力し合い、答えを考えていました。
 学習会終了後には、小学校の裏にある沢で両県の児童が入り混じって魚のつかみどりを行いました。最初はなかなか捕まえられませんでしたが、慣れてくるとみんな上手になり、たくさん泳いでいたニジマスを全部捕まえてしまいました。捕まえた魚は塩焼きにしたり、その後のバーベキューで美味しくいただきました。
 最後に閉会式が行われ、両県の代表児童の挨拶ではお互いに感謝の気持ちが述べられました。

メモリーストーン

交流会

学習会

魚のつかみどり

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 最終日は、旧長野原町立第一小学校の復元施設を見学しました。平成16年まで水没地になるところにあった校舎の一部が移設され復元施設として保存されています。子どもたちは、木造校舎の再現に歴史を感じていました。つづいて、炭焼き体験です。焼きあがった炭を窯から取り出す作業と、原木を割る作業を体験しました。今ではあまり使われなくなった炭を子どもたちは、身近に感じられたようでした。最後に同じ長野原町にある浅間火山博物館を見学し、昼食後解団式を行いました。
 以上で3日間にわたり楽しかった様々なイベントが終了しました。


旧長野原町立第一小学校の復元施設

炭焼き体験
 千葉県側から参加した児童にとって、普段なにげなく使っていた水が、その陰には水没地の方々の大変なご苦労・ご理解があるということ、また、『水の貴重さ・大切さ』を実感していただけたのではないかと思います。
※ 「千葉県上下流交流事業」についてさらに詳しく知りたい方は、
こちらのページをご覧ください。

○千葉県 総合企画部 水政課ホームページ
「千葉県上下流交流事業」




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